MEDIALOG

走り
走り
インパネ
前シート
エンジンルーム
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CR-Z
2010-05-14

採点表

8
動力性能
3つの走行パターンを楽しめる。
7
操縦安定性
個人的には6MTがオススメ。
9
パッケージング
アレンジ次第で余裕のラゲッジスペースを実現。
8
安全性能
スポーツカーとしての安全性は十分。
7
環境性能
ハイブリッドスポーツカーとしはまずまず。
8
総合評価
自動車業界に期待を持たせる1台。

目を奪われる斬新なフォルム。

 ハイブリッドカーのジャンルに、スポーツカーとして登場したCR-Z。
 ベースとなったのは、5ナンバーサイズのインサイト。歩行者保護などの安全性は保ちつつ、スポーツカーらしいデザインに仕上げることが、いちばん難しかったという。
 ハイブリッドのメカニズムを入れ込みつつも、いかにもと唸らせられるほど低く構えることに成功しているのは、まさに開発陣の努力の賜物と言えるだろう。
 道ですれ違うと、思わず振り返ってしまうほどに、新しい乗り物感も上手く演出されている。
 そのせいか、20代独身男性の購入割合が高い。若者のクルマ離れの解決策に一石を投じてくれるかも…という期待を抱かせてくれるところが嬉しい。

試乗データ
レポート日:2010-05-14試乗日:2010-03-10
レポート:竹岡 圭試乗地:徳島県徳島市周辺
撮影:井上雅行天候:

スポーツムード満点のインテリア。

 金属フィルムでメッキ風加工されたインパネやドアトリム、中央にドーンと張り出した3Dメーター、クルマの状態が一目でわかるマルチ・インフォメーション・ディスプレイ…etc.その佇まいは、いかにもスポーツカーのコクピットだ。
 プラスチック感を少しでも払拭することで、大人が満足できる質感を演出、そこに若者が慣れ親しんだゲーム感をミックスさせることで、ハイブリッドスポーツカーらしい、近未来的な雰囲気を上手く作りこんでいる。
 開発者によると、このクルマのコンセプトは、「エブリディスポーツ」。スッと乗り込める乗降性のよさや、かといって着座位置が高すぎない絶妙なシートポジション、ラチェット式シートリフターとチルト&テレスコピックステアリングが、その思いを具現化している。
 シートサイズはかなり大きめで、欧米人体格並みの男性も余裕を持って座れる。この辺りは、最近の若者までカバーすることも考えているのだろう。


3つのドライブモードを用意。

 エンジンを掛けると、まずNORMALモードが選択される。CR-Zには、エンジン出力特性や、パワーステアリングの設定などを変化させる3モードドライブシステムが搭載されているのだ。
 ノーマルから始まって、SPORT、ECONと3種類選択できるのだが、ECONモードはよりエコに特化したモードで、ステアフィールも軽くなり、車庫入れ時などにラクな設定だ。
 日常ユースは、ECONで十分。ただし個人的には、ステアフィールの関係から、NOMALくらいがちょうどいいかなぁという印象だ。
 スポーツカーらしさを思いっきり味わいたい時はSPORTモード。モーターの恩恵なのか、驚くほどクルマの性格を変えてくれる。
 ドライバーの気持ちを掻き立てるがごとく、アンビエントメーターがレッドに光り、低速トルクがモリモリと盛り上がる様は、他のモードで絶対に味わうことができない。


俊敏な走りを思う存分堪能!

 SPORTモードでのコーナーでの立ち上がりは、モーター・アシストがググッと後押しし、とにかく素早い。ただし、エンジンは、6000回転付近で頭打ちの感じ。
この辺りは、高回転域命のこれまでのホンダ車とは別物だ。
足回りは、しなやかな設定。いかにもというカタサはない。
特にSPORTモードでは、ステアリングの手応えもドッシリとしたものに変わり、グイグイと曲がっていってくれる。そのダイレクト感は、キビキビとしたコンパクトスポーツカーそのもの。
6MTは言うまでもないが、CVTモデルにありがちなモタツキ感がない。スムーズに発進&変速できる。
その上で、街乗りに便利な、ストレスの少ないアイドリングストップ機構や、坂道で下がる心配の少ないヒルスタートアシストシステム(6MT)など、快適なレベルの普段使いを上手く調和させている。


使い勝手に優れる収納スペース。

 CR-Zの乗車定員は4人。しかし、後席は大人が顔を上げて座れないほど狭い。せいぜい小学生までのエマージェンシーシートといったところだろう。
 しかし、これをラゲッジスペースと考えるとかなり便利。後席に置いた荷物を運転席から引き寄せた時に足元に落ちる心配がない。
 ラゲッジスペースといえば、後席の背もたれを倒すと(運転席から操作できる)、ゴルフバック2個が搭載できるほどの大容量なスペースが登場する。
 ポケッテリアが豊富に用意されているのも、特に女性にとっては見逃せないポイント。勢いよく走っても、中に入れたモノが飛んでいかないような深さがあったり、フタが付いていたりと、きちんと気配りされているのが嬉しい。
 イマドキのスポーツカーは走り一辺倒ではなく、フレキシブルに対応できる気配りが大事なのだという開発陣の気持ちが、ギュッと凝縮された1台と言えよう。

問い合わせ先

お客様相談センター 0120-112010
http://www.honda.co.jp/

主要諸元 SPEC DATA

グレード名アルファ
全長×全幅×全高(mm)4080 x 1740 x 1395
ホイールベース(mm)2435
トレッド 前/後(mm)1515/1500
車両重量(kg)1130
種類直4SOHC
総排気量(cc)1496
最高出力(kw[ps] / rpm)84(114)/6000
最大トルク(Nm[kgm] / rpm)145(14.8)/4800
駆動方式FF
トランスミッション6速MT
サスペンション 前 マクファーソンストラット
サスペンション 後 トーションビーム
ブレーキ 前/後Vディスク/ディスク
タイヤサイズ195/55R16
電動機型式
電動機種類
定格電圧
電動機最高出力(kw[ps] / rpm)
電動機最大トルク(Nm[kgm] / rpm)
MF6
交流同期電動機(薄型DCブラシレスモーター)
100V
10(14)/1500rpm
78(8.0)/1000rpm
車両価格(税込み・単位=万円)249.8