MEDIALOG

後外観
インパネ
前シート
後シート
エンジンルーム
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XFR
2010-02-24

採点表

9
動力性能
シルキーで滑らか、そしてパワフル。
8
操縦安定性
ちょっと機械的な感覚が強い。
8
パッケージング
上級感タップリ。
8
安全性能
十二分すぎるほどの安全性。
8
環境性能
大排気量化ながらCO2排出量を低減。
8
総合評価
本格スポーツラグジュアリーサルーン。

新開発のV8 5Lエンジンを搭載。

 ある程度年配になってから乗らないと似合わない、というジャガーのイメージを一新したのがXF。ジャガーのアイデンティティをきちんと受け継ぎつつ、未来的要素が上手に取り入れられている。
 そのXFに、新開発V8・5Lエンジン+スーパーチャージャーを搭載した新しいグレード、XFRが加わった。
 これによりラインアップは、V6・3Lエンジンを搭載したベースグレード「ラグジュアリー」、上級装備の「プレミアムラグジュアリー」、そしてV8・5Lの「プレミアムラグジュアリー」、さらに豪華装備の「ポートフォリオ」、そしてV8・5Lスーパーチャージャーの「XFR」となる。これだけあれば、どんなニーズにも応えられそうだ。
 

試乗データ
レポート日:2010-02-24試乗日:2010-01-25
レポート:竹岡 圭試乗地:神奈川県・箱根周辺
撮影:安西英樹天候:晴れ

心奪われる優雅な内外装。

 XFR専用デザインのフロント周りで、もっともよく目をひくのがボンネットルーバー。リアは、2本出しマフラーにリアスポイラーが鎮座する。もちろん、フロントバンパーとリアスポイラーで上手にバランスを取った空力ボディであることは言うまでもな。タイヤサイズは20インチ。
 このように、XFRの押し出し感は文句ナシ。スポーツラグジュアリーセダンの名を欲しいままにしているといっても過言ではないだろう。 インテリアは、金属を多用した先進性の中に、ジャガー伝統のプレミアム感がなんとも優雅に息づいている。俗な言い方かもしれないが、とってもリッチな気分にさせてくれる。
 室内スペースは、完全な4シータークーペのパッケージングが取られ、まったく不満はない。後席の足元ももタップリある。
 トランクはフラットなフロアで、積載スペースも十分。長旅も安心だ。


パワーと環境を両立する新型V8エンジン。

 搭載のV8・5Lエンジンは、XKシリーズから採用されているが、現在唯一のジャガー製で、V8・4.2Lからの進化系だ。
 歴代のジャガーエンジンの中で、最も効率よく最大のパワーを発生しながら、時代に合わせてCO2の排出量を低減しているというのがポイント。ちなみに低減量はこれまでの4.2Lエンジンに比べて2%となる。
 さて、そのV8・5Lエンジンにさらにスーパーチャージャーが追加されたXFRと、ライバル車を比較してみよう。
 BMWのM5とでは排気量は同じだが、最高出力510psVS507ps、最大トルク625NmVS520Nmと、どちらも上回っている。メルセデスベンツのE63とでは、最高出力510psVS514ps、最大トルク625NmVS630Nmとほぼ互角だが、排気量が4.999ccVS6208ccということを考えれば、ジャガーエンジンのほうが、はるかに効率がよいと言えるだろう。


最上の乗り味を実感。

 最新のテクノロジーが、XFRの高い操縦安定性を支えてくれる。
 まずは、路面の状況とドライビングスタイルに合わせ、ダンパーを無段階に可変調整するアダプティブダンパー調整システム。これは、XKRにも装着されてるものだ。
 そして、アクティブディファレンシャルコントロール(ADC)。トラクションコントロールと、アンチロックブレーキングシステムスタビリティコントロールとの協調電子制御だ。 ちなみに、同様の装備が装着されるのは、XKRとXFR、そしてフェラーリF430だけ。
 結果、いまや本当の猫足はジャガーだけだなぁと唸らされてしまうほど、繊細でしなやかな走りを堪能することができた。
 まさに至福のひと時だった。
 


ポートフォリオもチェック。

 最後に、XFRと同様に新しくXFシリーズの仲間になったポートフォリオを紹介しよう。
 搭載の5LNAエンジンからは、385ps/515Nmのパワーが搾り出され、0-100mでは5.5秒!スーパーチャージャーなしでも、本当にお腹一杯というパワフルさだ。
 インテリアは、内装色の組み合わせの多様さに加え、豪華標準装備が満載。
 電動シートにシートヒーター&クーラー、ステアリングにもヒーターが付く。
 走行性能は、XFRが力づくでグイグイ行く感じに対し、ポートフォリオはいたって自然体だ。私には、どちらかというと、ポートフォリオのフィーリングのほうがしっくりきた。 いずれにしても、どちらも乗る人をカッコよく見せる性能の高い1台であることは間違いない。

問い合わせ先

ジャガーコール 0120-050-689
http://www.jaguar.com/jp/ja/home.htm

主要諸元 SPEC DATA

グレード名
全長×全幅×全高(mm)4970 x 1875 x 1460
ホイールベース(mm)2910
トレッド 前/後(mm)1560/1570
車両重量(kg)1960
種類V8DOHC
総排気量(cc)4999
最高出力(kw[ps] / rpm)375(510)/6000-6500
最大トルク(Nm[kgm] / rpm)625(63.7)/2500-5500
駆動方式FR
トランスミッション6速AT
サスペンション 前 ダブルウイッシュボーン
サスペンション 後 マルチリンク
ブレーキ 前/後Vディスク/Vディスク
タイヤサイズ255/35ZR20 (前)・ 285/3020(後)
車両価格(税込み・単位=万円)1200.00